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| 2006年02月10日 | 翻訳夜話 |
「英語を使った仕事をしたい」と思った人がまず最初に思いつくのが、翻訳ではないでしょうか? 私もズバリそうでした。通訳など英語を話す必要がある仕事だと、英語が話せないとどうしようもない。だけど、英会話は簡単に習得はできない。もし、ある程度「しゃべれる」ようになったとしても、「大事な場面で相手が言っていることが分からなかったらどうしよう?」とか、「言いたいことが英語でうまく言えなくてパニックになったらどうしょう?」という不安は常につきまといます。
これに対して翻訳はどうでしょう? 翻訳は辞書などの力を借りれば何とかなる。通訳のような「瞬間芸」ではないので、ある程度時間もかけることができる。そもそも、受験英語などで「英文和訳」の経験はある。これに「毛が生えた」くらいのものじゃないの? だったら、自分にもできるんじゃないか・・・そんな風に思ってました。
でも「自分でもできそう」という思いは、「翻訳なんて誰にでもできるんじゃないか」という思いにもつながるんですよね。誰でも辞書を使えば英文の意味はわかるはず。そんなことをする意味なんてあるんだろうか・・・この二つの思いは、私の長年の翻訳に対する「愛憎」でした(笑)
翻訳家を目指し勉強を始め、ぼちぼちと仕事が入るようになってからも、こうした混沌とした思いは消えないままでしたが、そのときに光を与えてくれたのがこの本です。
「翻訳者」と呼ばれている人たちは、誰でも皆、同じようなことを思っているらしい。それでも「翻訳は愛だ」といって翻訳に励んでいる。「訳したい」というそれだけの思いで・・・
この本は村上春樹、柴田元幸という人気、実力ともに兼ね備えた「大翻訳家」の対談をまとめたものなので、おふたりの専門である小説の翻訳の話が軸になっています。だけれど、この本に書いてあることは、私のようなほかの分野の出版翻訳や、技術翻訳などあらゆる「翻訳」に携わる人、そして翻訳というものに興味を持っている人の参考になると思います。
私のように翻訳に対して「モヤモヤしたもの」を持っている人は、それがクリアになるかもしれないし、「翻訳という仕事」がどういうものかがつかみ切れていない人は、それがはっきりするかもしれません。翻訳というものに興味を持っている方はぜひ読んでみてください。そして、感想など聞かせてもらえるとうれしいです。
「大翻訳家」のおふたりが同じ本を対象に「競演」ならぬ「競訳」?をしてらっしゃるので、勉強にもなりますよ。
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さきほどは、私のブログに来ていただきありがとうございます。リンクさせていただきました。こちらこそよろしくお願いします。
おはらさんのリンク先も、素敵なページばかりですね。のぞいてみたいなと思いました。
さて、遠い昔私もある通信教育で翻訳の勉強をしていたことがあります。全くまじめにせずなんの成果もなかったのですが、翻訳って外国語を訳す能力だけでなく、美しい日本語を使える能力も必要ですよね。あっさり挫折したけれど、翻訳って素敵な仕事だと思います。それを極めているおはらさん、すごいと思います。
私はこの春前の仕事を辞めたばかりでまだ失業保険を受給中で、在宅ワークは開始してないのですが、おはらさんのように好きなお仕事で楽しく働いていくのが夢です。
私も絵やアートが大好きなので「ビジュアルブックの翻訳」というこのページはもうストライク!です。これからも楽しみにしていますね。うちはまだ子供がいないので、私の絵本の知識は図書館時代につめこんだものなのですが、少しずつ紹介していければと思ってるので、また遊びに来てくださいね。