2006年03月19日

専門の辞書いろいろ

しぐさの英語表現辞典西洋絵画作品名辞典私は画家の翻訳をしたことがあります。「画集」ですから、絵のタイトルがたくさん出てきます。もちろん英語です。


たとえばレオナルド・ダ・ヴィンチの「Mona Lisa」と出てくれば、それが「モナリザ」であることは辞書を引かなくても容易に分かります。本当は「モナリザ」なのか「モナ・リザ」なのかを調べるために、辞書などを調べないといけませんが、それにしても、調べるのは比較的簡単です。ゴッホの「ひまわり」や、モネの「睡蓮」あたりもそうです。大きな辞書や画集には出て来る範囲でしょう。


ですが、出てくるのはそうメジャーな絵画だけではありません。たとえば、ドガの「Ballet Scenes」という絵は、日本ではなんというタイトルで呼ばれているのだろう? そういうときに使うのがこの
西洋絵画作品名辞典です。ルネサンスから現代まで画家630人、作品3万点の絵画の日本語、原語のタイトルが収められています。画家のアルファベット順にならんでいますし、絵画名、主題などのインデックスもあるので、使い勝手もとてもいいです。ということで、私は「絵のタイトル」を調べないといけないときには、まずこの辞書を引きます。それでも出てこないときは、画集やインターネットで調べていきます。


これはアート系の書籍の翻訳の必携書ですが、他にも分野に応じた様々な辞書が必要になります。私は建築関係の書籍をやることも多いのですが、その際に重宝しているのが、

建築ヴィジュアル辞典です。たとえば、「らせん階段」といった建築用語が英和訳とともに線画のイラストで説明されているのです。私は建築の専門家ではないため、いくら辞書を引いて訳語が分かってもそれが具体的にどんなものなのかが分からないので、何となく訳に不安を感じるのですが、この辞書はそれを解消してくれるありがたい存在です。イラストがあるため、イメージがしやすいからです。


そして、私の仕事には直接関係しないのですが、しぐさの英語表現辞典。これは、小説などを翻訳される方は必ずもっている有名な辞書です。「英米人のボディランゲージを読み解くための辞典」ということで、英語の身体言語表現が体の部位ごとに(eys hair legsなど)実例とイラストで紹介されているのです。この辞書がすごいのは、その仕草に「どんな意味があるのか」を教えてくれるところです。これを知っているか知っていないかで、小説などだと、解釈がまるで違ってくると思います。何気ない動作に、実はすごい伏線があるかもしれないのですから・・・


ということで、この辞典は翻訳をされている方でなくても、英米文学を原著で読まれる方にもお勧めです。


・・・最近、「仕事から逃避モード」のエントリーが多かったので(マンガばっかり!)、ちょっとまじめに仕事モードの辞書の紹介でした・・・

投稿者:尾原美保 15:09 | コメント (0) | トラックバック (0) |

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