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| 2006年04月01日 | 博士の愛した数式 |
「文学と数学の融合」に興味を持ったんです。プロフィールにもある通り、私は学術系の出版社に勤めていたことがあるのですが、その際に数学の専門誌を担当した時期がありました。その間、数学の専門家と接する機会があったのですが、彼らは、「数字、数式、数学」を語る時「美しい」「きれい」という言葉を使うんですよね。
「この数式は美しい」と言われても、こちらは??だったのですが、とても興味があったので、「どういうことですか?」、「美しくない数式ってどういうものですか?」などと聞いているうちに(!)、何となくその感覚を知ることができたんです。
だから、この本にはタイトルからして惹かれました。私が興味を持っていた「数式の美しさ」が書かれているんだろうと思ったからです。
内容は期待通りでした。「数学」という「文学」とは対極にあるものを、実にうまく取り入れているなあと思いました。小川洋子さんは、数学のことをかなり勉強したそうです。その後、世にも美しい数学入門という本も出されました。
ということで、この本は私にとってはかなり思い入れのある本です。今は、映画が話題ですよね。すごくヒットしているとか・・・私は見ていないのですが。そしてこれからも、多分見ないと思います。
本に思い入れが強いから、違和感を感じてしまうと思うからです。宣伝などでちょっと見たのですが、やっぱり自分のイメージとは違うな・・・と思いました。私はこの本は「淡々と」しているところが魅力だと思っているんですが、そこがちょっと違うな、と。
ヒロインの「博士と過ごした時間は私とルートにとって大切な時間でした」、博士の「僕の記憶は80分しかもたない」というセリフをそれぞれ聞いたのですが、どちらも、私にしては「感情が入りすぎ」に聞こえたのです・・・
博士が数式を書くシーンなどは、映像になっている方が情感がある気もしますが、この本については、私は自分のイメージのままで置いておきたい気がしています。そういう本って、皆さんにもありませんか?
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» 「博士の愛した数式」と「父の授業」 from Windy's MamaLog
» 博士の愛した数式 寺尾聰 深津絵里 吉岡秀隆 浅岡ルリ子 from 映画村 |
コメント |
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miekumaさん、こんにちは。古い記事へのコメント大歓迎ですよ~。この辺りはコメントのない寂しい時代ですので、うれしいです(笑)。 |
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おはらさんのブログにもコメントがない時期があったのですね。今では考えられないけど。 |
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minekumaさん、こんにちは。そうなんですよ。この前後のエントリー見てください。閑古鳥が鳴いているでしょ?(笑)。 |
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こんにちわ、またまた前の記事にコメントしてしまうminekumaです。
私もこの2冊、どちらとも読みました。
私の場合、映画→「博士の愛した‥・」→「世にも美しい‥」だったのですが、もし原作を読まれているんだったら
映画は見ない方がいいかもしれません。特に思い入れがあるなら。
映画は期待してたわりには?でしたが、その後原作を読んですごくよかったので対談も読みました。
映画で描ききれていない矛盾点が原作ではきちんと描かれていて、読みやすかったです。
小川洋子さんの文章は美しいですよね。とても好きです。
私にとって数学は本当に「天敵」だったので、「美しい」という発想には最初驚きましたが、読んだ後納得できました。
対談では藤原さんが「文学や芸術など役に立たないものをするのが大切」みたいなことを言われてましたよね。
とにかく即使える技術をという時代にこの発想は、「役に立たない」と言われる文学部に行った者としてはうれしかったです。
この本、高校生の時に読んでいればもう少し数学に対する姿勢が変わったかも、とそれだけが残念です。