2006年04月15日

レンゾ・ピアノ全作品集

レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ全作品集〈Volume4〉翻訳というと、ひとりで机に向かってやる孤独な作業・・・というイメージを持たれている方は多いと思います。ハイ、その通りです。私のやっている仕事だと、本1冊を最初から最後まで自分だけで訳す、ということがほとんどです。誰にも会うことなく、誰とも話すこともなく、いつも孤独に戦っています(笑)。


ですが、たまに例外があります。「チーム」を組んで翻訳に取り組むことがあるのです。正式にはレンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ全作品集という建築家レンゾ・ピアノの作品集(全4巻)はまさにそうでした。これは、翻訳ではなくて「チェック(※)」の仕事だったのですが、このようにボリュームのある本だと、何人かで担当することがあるのです。


そうすると、その仕事は「孤軍奮闘」ではなくなります。完全な「チームプレー」です。同じ単語は同じように訳されていないといけないし、表記も統一しなくてはならない。打ち合わせなどをして意識合わせをしたり、メールで連絡を取りながら、作業しなくてはなりません。


私は、会社員時代は「チームプレー」は苦手でした。だから、「ひとり仕事」である翻訳家に転向?したのですが、たまに「チームプレー」をすると、「ひとりではない良さ」もたくさんあるなあ

ということが実感できます。情報を共有し、疑問点を教え合ったりすることで、連帯感も生まれますし、達成感も大きくなります。


締切日には夜通しメールが飛び交ったりしますが、それもテンションが高くなっていいです(笑)。
一人の締切日はつらいですからね(涙)。


今でも、この仕事を一緒にした方とは、情報交換など良いお付き合いをさせていただいています。そういう「人との縁」ができるのも、「チームプレー」ならではですよね。


※翻訳の仕事では、「ある人が訳したものを別の人がチェックする」ということがよくあります。「チェック」の内容は、それぞれの案件によって違い、文字通り「翻訳のチェック」を重視する場合や、「編集」的な意味合いが強い場合もあります。


柴田元幸氏は村上春樹氏の翻訳をチェックされており、その話は、翻訳夜話翻訳夜話2 サリンジャー戦記などにも出ています。

投稿者:尾原美保 23:10 | コメント (4) | トラックバック (0) |

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コメント

はじめまして。こんばんは。
ブログ村のランキングで私のサイトの近くにあったのを見かけ、お邪魔致しました。
私は大学時代、英文学科で翻訳を生業にしてみたいと思っていましたので、(現実はおもちゃ屋ですが…)楽しく拝見させて頂きました!
これからも足を運ばせて頂きます。
お気に入りにも登録させて頂きました。不都合等ございましたら、ご一報下さい。

今日は。笠九度真理と申します(本名は照れるので「覆面」をしての登場です)。「レンゾ・ピアノ」懐かしいですね…。私も、その「チーム」の一員でした。おっしゃるとおり、一人だったらめげていたかも知れないような膨大な量の仕事を、励ましあって、どうにか完成させることができましたね。ちょうど去年の今頃は、その仕事に取り掛かったばかりの頃でした。締切日、確かに盛り上がりましたねぇ。相当ハイになってましたけど…。
そう言えば、あの時まだ4~5巻くらいまで続きがあるとかいう話でしたけど、あの後どうなったんでしょうね。私もチームワークはあまり得意じゃないんですけど、あのときのチームは良かったですよね。

satotaichiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。私は英文科でもなく、翻訳を仕事にするなんて思ってもみませんでした・・・satotaichiさんとは逆ですね。


ブログ拝見しました。おもちゃやさんでの子どもたちとのやりとりなどほほえましいですね。


「お気に入り」にしていただいたとのこと、ありがとうございます。またいらして下さい。

笠九度さん、やっと来てくださいましたね(笑)。


そうですね、ちょうど一年前ですよね。続巻がある・・・そんなこと言われましたねえ、そういえば。やりたいような、やりたくないような・・・

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