2006年05月25日

アテンション・トゥ・ディテール

アテンション・トゥ・ディテール―現代の住まいをつくるインテリア関係の大型ビジュアルブック。いえ、インテリアではありませんね。この本の「帯」にも書いてある通り「ホームデザイン」ということばの方がしっくりくるかもしれません。元は洋書で、建築家やインテリアデザイナーが手かげた物件や自邸が紹介されています。


「セレブ」な方たちのお住まいだけあって、どのお宅も贅を尽くしていてため息をつくばかり。タイトルの通り 「Detail (細部)」にまでこだわりが溢れています。


この本は、私のように「ビジュアルブック」が好きな方、もしくはインテリア関係の素敵な本を眺めるのが好きな方は、間違いなく楽しめると思うのですが、その他にも見ていただけると参考になるかも?と思える方たちがいます。それは「建築家と家を建てる」あるいは、「コーポラティブハウスを購入する」ことに興味を持っている方たちです。


この本は大きく分けて三部で構成されています。
1.「ケースブック」
2.「機能的ディティール」
3.「装飾ディティール」


1.の「ケースブック」にはリビング、ダイニング、キッチン、バスルームといった具体的な部屋の実例が出てきます。2.の「機能的ディティール」では壁、床、水道、照明、収納といったさらに細かい点でのこだわりを見ていきます。3.の「装飾ディティール」では家具、ファブリック、装飾品といった家や部屋ができた後からプラスしていくものを考えていきます。


1.の「ケースブック」の段階でこだわりのある部屋、たとえば、「大きな窓から見える景色とつながりようなダイニングルーム」や、「リビングのようにくつろげるバスルーム」といったものを見て、「ここだけは譲れないという夢の部屋」が自分にもあるな、と思い描けた方、あるいは2.の「機能的ディティール」の床、水道、照明などを見て、「わー、こんなのまで自分で選べるんだ、楽しそう♪」と思われた方は、「建築家と家を建てる」あるいは、「コーポラティブハウスを購入する」ことが楽しめるのではないかと思われます。


あっ、言い忘れましたが、ここにも少し書いてありますが、

我が家は建築家さんと家を建てました。理由はいろいろあるのですが、一番大きな理由は、「仕事部屋」をキープしたかったこと。我が家は夫(基本は外勤)も在宅勤務がOKの職種なので、「二人がまともに仕事をできるスペース」を確保することが必要でした。


そうすると、マンションや一般住宅の間取りでは難しかったんです。「仕事部屋」といっても、家事や子どもたちとの係わり合いなどを考えると、広さだけをキープすればどこでもいいというわけにはいけません。自分たちの都合に合わせた仕事部屋がほしい、そうするには建築家さんと建てるのがベストだったというわけです。


おかげさまで、仕事部屋は確保できました。他の希望は叶ったものもあるし、あきらめたものもありますが、「こだわりのない部分、今必要でない部分にはお金をかけない」ということでメリハリをつけれたので、重要だと思っていた部分は、ほとんど希望通りになったと思います。


ということで、我が家は将来子ども部屋となるであろう部屋は、まだ「壁」さえありません。必要となったころに、壁を入れてもらう予定です。ここ、節約ポイントでした(笑)。


2.「機能的ディティール」のような「細部」を考えるのが好きな方は、建築家orコーポラティブハウスにすると、本当に楽しいと思います。選びたい放題ですから。「●●社の水栓があこがれだったの♪」というようなこだわりがある方は、ぜひ(笑)。でも、もちろんこだわりがなくても大丈夫です。そこは「節約ポイント」として、一番安いのでおまかせにしてしまえば、こだわりのある部分にお金がかけられますからね。


3.の「装飾ディティール」を見て、「私が興味のあるのはこれだ!」と思われた方は、おうちができあがった後の方がお楽しみ、なのかもしれません。「建てる」というプロセスに時間がかかる建築家やコーポラティブハウスよりは、マンションや一般住宅の方が満足度が高いかもしれませんね。


「建築家と家を建てる」ための本や、「コーポラティブハウスを購入する」ための本は、たくさんあるとは思います。でも、この本はそうしたことに興味はあるけれど、「どういうこと?具体的には何を考えればいいの?我が家は本当に建築家orコーポラティブにすべき?」という「迷い」の気持ちがある方の参考になるのではないかな、と思いました。


私自身がそうだったんです。ウチは夫が建築家派だったんですが、私は最初反対してたんです。理由は「何だか大変そう」という漠然としたものだったんですが、そのときにこういう本を見ていたら、もうちょっとイメージしやすかったんじゃないかな、と今は思っています。


最近、「建築家と家を建てたこと」についてお話を聞かれることが何回かあったので、ちょっと参考になりそうな本をエントリーしてみました。追々、増やしていきたいと思います。

投稿者:尾原美保 12:22 | コメント (4) | トラックバック (1) |

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コメント

こんばんわ。いいですね~この本。こんな本を読んで新居の夢を膨らませたいです。でも私の場合、「あれもこれも」となってメリハリどころかてんこ盛りの億豪邸になりそうです・・・

ハハハ、hanaさんならそいうこともあるかも?!でも、大丈夫。そういうことになった時に現実に引き戻してくれる人=建築家さん(コーポラティブだと企画会社さん?)がいますから。誰でも最初は「てんこもり」ですよ。それに対して「落としどころ」を見つけるために、彼らの力を借りるという感じだと思います。いろいろ思い描いてみるといいと思いますよ。楽しみですね~。

おはらさん、こんばんは。
早速来てみました~!

「習い事」の記事とこちらの記事、どちらにコメントしようかと迷いましたが、こちらに・・・。
ヴィジュアルブック、特にインテリア・建築関係の本を読むのが好きなので。この本も読んでみたくなりました。

コープラティブハウス、とても魅かれるものがあります。一軒家を建てる「こだわり」を、集合住宅で叶えられるんですから。どの部屋も住み手の個性や生活が現れていて、興味深いです。おはらさんは建築家と建てた家なんですね。おはらさんの「こだわり」を今度是非記事にしてくださいね。楽しみにしています。

プチトランさんのブログ経由で出会った素敵な縁に感謝しています。また、遊びに来ますね♪

 かおるこさん、いらっしゃいませ♪来ていただけてうれしいです。この本はかなりハイセンスで本当に見ごたえがありますよ~。ビジュアルブックがお好きなら、ぜひお勧めです。
 私には「こだわり」はあまりなかったんです・・・記事にも書いたように、夫が主導でやったので。でも、コーポラティブや建築家さんと家を建てることに関係のあるような本やお話はまたエントリーしたいと思うので、また遊びに来てくださいね。もちろん、私も行きますので。プチトランさんに感謝♪

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