2008年08月27日

『おいたてられた2匹のカエル』と戸田幸四郎絵本美術館

おいたてられた2匹のカエル8月のはじめに伊豆方面に家族で海水浴に行ったのですが、前々から行きたかった美術館が熱海にあったので、「伊豆っていえば、熱海も通るよね!」と半ば強引に?予定に組み込み、行って来ました。


戸田幸四郎絵本美術館です。


「とだこうしろう」のお名前は、見たことのある方も多いでしょうか。


こどもがはじめてであう せかいちず絵本漢字えほんリングカード・あいうえおといった、地図やことばなどをテーマにした「知育絵本」が有名ですよね。


私もとだこうしろうさんといえば「知育絵本」、というイメージが強かったのですが、今回こちらに行ってみて、戸田さんが自然をテーマにした作品や、環境問題に警鐘を鳴らすような作品も多く手がけられていることを知りました。


その中の一つが画像の「おいたてられた2匹のカエル」です。


カエルはきれいな水を求めて居場所を見つけようとするのですが、そのたびにその場所が「開発」されてしまい、行き場がなくなってしまいます。


そうして「おいたてられた」2匹のカエルが行き着いたところは・・・

というお話なのですが、今ある「便利な」生活が、さまざまな犠牲の上に成り立っているのだ、ということがよく分かる絵本でした。


うちの子どもたちにはまだ難しいかな・・・と思ったのですが、館内でこの絵本のDVDが流れていて、しっかりと見ていました。


最近、絵本がよくDVD化されていますが、なるほど、ちょっと難しい(対象年齢の高い)お話なんかにはいいのかな、と思いました。


他にもカラス雪ぐにの巨大な青むしなど、自然、環境をテーマにした絵本をたくさん出されているようだったので、また読んでいきたいなあと思います。


戸田さんは山形の尾花沢のご出身だそうですが、自然に恵まれた環境に育ったことが、今の子どもたちを取り巻く環境を何とかせねば、という思いにつながっているというようなことを読みました。


尾花沢にも絵本美術館があるそうですが、こちらはもっと「屋外型」らしく絵本の世界から出てきたようなオブジェたちで遊んだりできるそうで、すてきだなあと思いました。


もちろん、熱海の方もよかったですよ。お庭には、てんとうむしのオブジェやカエルの噴水がありました。建物、お庭などは絵本の世界観を表現するために、戸田さん自身がデザインされたそうです。


熱海のちょっと山の方にあるので、「伊豆の帰りにちょっと寄ろうよ」という感じではないかもしれませんが(!)、高台なので眺めが最高! レストランからは海が見えました。別館はホテルだそうです。


環境も内容もすばらしい美術館でした。またいつか、行ってみたいです。

投稿者:尾原美保 13:20 | コメント (2) | トラックバック (0) |

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.visualbook.jp/mt/mt-tb.cgi/385

コメント

私も、とだこうしろうさんは、知育絵本のイメージが強く、他の作品については知りませんでした。
これはぜひ、訪問してみたいな、と思いました。車がないと難しそうなのかな。
そうそう、「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんのおうちに、こちらも半ば強引に行ってきましたよ!ファンの方がたくさんいらっしゃっていました。なんだかみなさん、雰囲気が似ていました。
そのうち、訪問記をブログに書こうかな。

プチトランさん、こんにちは~!
とださんのこうした絵本は、知育絵本とは色合いも違う
感じで違った良さがありました。
ぜひぜひ読んでみてくださいね。
美術館は駅からも結構遠いみたい。バスはあるのかな?
なければ車は必須です~。
タクシー利用がいいかもですね。
西の魔女のおばあちゃんのおうちに行ったなんて!
うらやましい~!
雰囲気が似てたって私たちみたいってこと?(笑)
ぜひぜひブログに書いてください。楽しみにしてます~。

コメントを投稿