【現役日本語教師が解説】日本語教師の勤務時間・休日

日本語教師を目指している方にとって、日本語教師の勤務時間や休日は気になりますよね?日本語教師の仕事は大変だと言う声もあり、長い時間働かなければならないと思う方もいるかもしれません。

今回の記事では、現役日本語教師の私が、日本語教師の勤務時間と休日について解説します。

日本語教師の勤務形態

日本語教師には、「専任講師」と「非常勤講師」の2つの勤務形態があります。

専任講師

専任講師は、会社で言うならば正社員の立ち位置です。正社員と同様の労働契約を結びますので、待遇が良く昇給も見込むことができます。

専任講師は正社員ですので、授業の準備や実施だけではなく、カリキュラムの作成といった学校を運営するための業務も担当しますので、非常勤講師と比べて仕事量は多いです。

非常勤講師

非常勤講師は、専門講師のようにフルタイムで勤務することはありません。給与は授業のコマや時給で支給されますので、専任講師に比べて給与は低くなります。

担当する業務は、主に授業の実施になるので、専任講師と比べて業務数は多くありません。

しかし、労働契約は一定期間の更新制なので、突然仕事がなくなる可能性があります。それゆえ、非常勤講師は、フリーランスで授業を行ったり他の教育機関で勤務するなど掛け持ちで仕事をしている場合が多くあります。

国内の勤務時間について

専任講師

基本的にフルタイムで勤務します。労働基準法で定められた1日8時間週40時間で勤務しています。しかし、授業だけではなく様々な業務を担当しますので、残業はあります。

非常勤講師

週に数回出勤し、コマごとに授業を行います。原則残業はありません。

勤務時間以外の時間

専任・非常勤を問わず、授業の準備やテストの作成・採点などの業務があります。教科書に則った文法の授業では、準備時間はそれほど必要とはしません。しかし、教師の裁量に任されている授業などでは、準備に多く時間を必要とします。

詳しくは、別記事「日本語教師の1日の生活リズム・過ごし方」にまとめておりますので、そちらをご確認ください。

国外の勤務時間について

国外では、自国の法律に則って勤務時間が定められています。私は週に4回勤務で各日1時間半の授業を2コマ担当しています。

日本語教師の休日

休日は他の会社員同様あります。専任講師は土日、非常勤は仕事が無い日が休日になります。休日にはしっかりと体を休めます。どこかに出かけたり、スポーツをするなど、しっかりとリフレッシュすることで、休み明けの仕事に取り組めるようになります。

しかし、合同学校説明会や学内の行事などで休日出勤が必要な場合もあります。その場合は、もちろん振替休日の取得が可能です。

勤務時間に関係する問題

授業時間以外では給与が発生しない

非常勤講師は、前述の授業準備などには給与が発生しない場合が多く、実際の時給は表示されている額よりも低くなります。さらに、新人講師は授業作りに多くの時間を要するため、より時給は低くなるでしょう。

教師の絶対数の不足により残業時間が増加している

文化庁の調査によると、日本語学習者数が、2万人の増加に対して教師数は2000人の増加になっています。学習者の増加率に対して、職業としての教師の増加率には追いついていません。

また、平成23年度の調査から現在までの8年で日本語学習者数は倍増しています。一方で教師数は3割しか増えていません。明らかに学習者と教師数の増加率に乖離があり、教員数が不足していると言えるでしょう。

これが原因で専任講師1人あたりに担当する授業数が多くなります、前述のとおり日本語教師の業務は授業だけではありませんので、業務量は増加します。

1人あたりの業務量が増えると、残業が多くなります。過剰な残業は、教師のモチベーションや授業の質の低下を招きます。

参考:文化庁国語課「日本語教育実態調査 平成30年度国内の日本語教育の概要」

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/nihongokyoiku_jittai/h30/

まとめ

以上が日本語教師の勤務時間と休日になります。専任講師の仕事は待遇は良いですが、勤務する場所によって勤務時間が長くなる可能性があります。もちろん、残業が少ない職場もあります。しかし、人材が不足している学校では専任講師の残業が常態化しているところもあります。

一方、非常勤講師やフリーランス講師は専任講師と比べて待遇は良くありませんが、自身のスケジュールに合った勤務形態を選択することができます。

ご自身のキャリアプランやライフスタイルに合った勤務形態を選択してください。